祖父の介護認定でトラブルになった話
今回はプチ事件になった私の家族の話です。
タイトルからわかる通り、祖父の介護認定で問題が発生しました(-_-;)
今回の「頑張ったで賞」は母親なのですが、20年後は我が身だと思って記録に残すことにしました。
雑な問診で介護認定が取り消しに!?
祖父は自営業をしていたのですが、
- 全身に癌が転移(余命宣告済み)
- 心臓にペースメーカーが入っている
- 足に麻痺あり
これらの症状があったので、昨年から介護認定を受けていました。
ランクとしては「要介護1」です。
要介護の区分は全部で8つあるのですが、具体的な内容を引用しておきます。
| 区分 | 心身の状態 |
|---|---|
| 自立 | 日常生活に支援や見守りが必要ない。 |
| 要支援1 | 基本的な日常生活動作は自分で行えるが、一部動作に見守りや手助けが必要。 |
| 要支援2 | 筋力が衰え、歩行・立ち上がりが不安定。介護が必要になる可能性が高い。 |
| 要介護1 | 日常生活や立ち上がり、歩行に一部介助が必要。認知機能低下が少しみられる。 |
| 要介護2 | 要介護1よりも日常生活動作にケアが必要で、認知機能の低下がみられる。 |
| 要介護3 | 日常生活動作に全体な介助が必要で、立ち上がりや歩行には杖・歩行器・車いすを使用している状態。認知機能が低下し、見守りも必要になる。 |
| 要介護4 | 要介護3以上に生活上のあらゆる場面で介助が必要。思考力や理解力も著しい低下がみられる。 |
| 要介護5 | 日常生活全体で介助を必要とし、コミュニケーションを取るのも難しい状態。 |
祖父が問診される予定だった日、母親は有給を使って仕事を休み、祖父と一緒にいました。
しかし、実際に来た問診者の態度はすさまじいものだったそうです。
- 母親に挨拶は一切なし、祖父としか話さない。
- 自宅の中を一切確認せずに、お店の客間でふんぞり返るような態度。
- 「できますよね?」といったような「はい」と答えさせる前提の誘導尋問のような問診。
母親は「絶対におかしい」とは思いつつも、まずは結果を待つことにしました。
しかし、返ってきた結果はまさかの介護保険適応外…。
「要介護1」という認定を受けてから、たった1年で「要支援」をすっ飛ばして「自立」と判定されたのです。
状態は去年から全く変わっていない、いや、むしろ悪くなっている。
癌で余命宣告済み、心臓にペースメーカー、足に麻痺あり
なのに介護保険適応外ってどういうこと???
その話を聞かされた私もびっくりです。
おかしいと思ったら即行動!
母親も、話を聞かされた私も、到底納得できるものではありませんでした。
祖母が認知症だった関係でよくお世話になっていたケアマネージャーさんにも話したところ、ケアマネージャーさんも大激怒(-_-;)
「信じられない!もっと軽い症状で認定受けてる人が山ほどいるのよ!?」
と怒っていたそうです。
その言葉を聞けただけでも「やっぱりあの問診とこの判断はおかしかったんだ」と少し安心することができました。
そして別日に母親は不服申し立てで役所に行き、窓口の人に相談。
母親曰く、「窓口の人に同情の目で見られた…」と言っていました。
初めて介護認定をしてもらったときは、丁寧な問診で、生活環境もしっかりチェックしてもらっていたのに、なぜこんなことに…?
そのことについて母親が窓口の人に確認したところ、まさかの事実が判明します。
初めての問診は職員だけど、以降は業務委託だった
なんと、祖父母が住んでいた自治体では、
- 1年目(初めて)の認定
- 職員(公務員)が問診を行い、介護認定の是非を行う。
- 2年目以降の認定
- 外部に業務委託され、サラリーマンがマニュアルに従い問診。
地方公務員も人手不足が深刻なことは私も理解しているつもりです。
別に、外部委託が悪いとも思いません。
ただ、委託するのであれば「公務員の職員が行う問診と同じレベルを提供するべき」です。
介護認定の有無で、当事者とその家族の負担は、精神的・金銭的に大きく異なります。
最悪の場合、命に関わることです。
それを「雑な人間」にされるのは嫌ですし、するべきではありません。
結末
結果として、母親は不服申し立てで介護保険の再認定を要請。
介護保険が再認定されるまでは、ケアマネージャーさんを通して自営業者が利用できる別の制度を使うことになりました。
そして母親には後日、窓口で対応してくれた職員の方から連絡があり、祖父の問診を行った人がいる会社に指導が入ることになったと連絡があったそうです。
母親は「私たちが経験したことと同じようなことが起きないようにしてほしい」と言っていました。
私も切にそう願っています。

