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獣医師の転職は当たり前という話

Rain

今回は、獣医師を目指す人や獣医学生に向けた少しマニアックなお話になります。

テーマは「獣医師 × 転職」です。

  • 周りで転職した人はいた?
  • 転職する理由は?
  • どれくらいで転職する?

などなど、周りの人間関係で耳に入ってきた話をご紹介したいと思います。

個人特定を避けるために、一部話を改変した部分があります。

ご了承の上、お読みください。

【結論】転職は「超」当たり前!!

まず結論から言うと、獣医師の転職は当たり前です。

むしろ、他の業界よりも多いのではないかと感じています。

実際に、私も動物病院から公務員への転職組です。

少し残念なことですが、最初に勤めた会社に残り続ける方がむしろレアケースになってしまうのが現状です。

この記事では「どこから転職したのか」という前職による分類でまとめていきたいと思います。

【Case1】動物病院から転職

卒業後の就職先で最も高い割合を占めるのが動物病院。

必然的に転職者も動物病院の獣医師が多くなります。

① 動物病院から別の動物病院へ・・・

病院の技術が信用できない、と見限られる

本来なら絶対にあってはいけないことなのですが、とある動物病院に勤めた獣医師のAさん「院長の診療が適当すぎる…」という理由で、1年も経たずに退職しました。

  • 自分のスキルが身に付かない
  • 同じような診療したくない

こんな気持ちを抱いてしまうような職場で働き続けたいなんて思えませんよね(-_-;)

むしろ働き続けてもこちらにメリットが何もないです。

院内の人間関係で心身をやられてリタイア

これは獣医師業界だけの話だけではありませんが、やはり人間関係による退職・転職が、私が聞く限り最も多いと感じています。

  • 生死にかかわる現場
  • 当たり前になりがちな長時間労働
  • 閉鎖空間で逃げ場のない人間関係

こうやって書き出してみると、病まざるを得ない条件がそろってますね(;’∀’)

獣医師のBさんの場合、とあるミスをしてから先輩獣医師の当たりがキツくなり、自分にだけ大声で怒ったり、全く関係のないことで理不尽に叱られることがあったそうです。

獣医師のCさんの場合、とあることをきっかけに院長と不仲になってしまい話しかけることも困難に……精神科に通い、精神科医を通して退職の意向を伝えて辞めたそうです。

これらはあくまで一部ですが、本当にすごい所はすごいです……。

労基に言ってもいいと思いますが、それよりもできるだけ早くその場から逃げることを優先した方が良いと個人的には思います。

最悪の場合、体を壊したり、自分の命に関わることもあるので…。

② 動物病院から公務員へ・・・

動物病院と公務員の職務内容は異なることが多いですが、国家資格である「獣医師免許」があれば、比較的容易に転職が可能です。

先輩獣医師の尻拭いばかり…もうやってられるか!!

獣医師のDさんの場合、自分が就職するまえから存在するはずのルールをなぜか先輩獣医師が覚えておらず、そのミスのカバーを看護師や下の獣医師する、ということが常態化していたそうです。

ルール変更があった場合も、関わりの深い人間しかそのルールを覚えておらず、先輩獣医師はどこか他人事…それで起きたミスのしわ寄せが下の獣医師に来るという意味不明な状況だったようです。

この時点で、Dさんは診察というよりは診察を行う獣医師の助手という立ち位置が強かったそうで、助手は症例を勉強できる良い機会にもなりますが、ただの尻拭いに使われてはたまったものではありません(-_-;)

この人の場合は院長との仲は良かったようですが、「こんな人になりたい!」と思える先輩が皆無で2年も経たずに退職しました。

【Case2】公務員から転職

ほとんどの地域で人手不足が叫ばれる公務員獣医師ですが、今のところ私の耳に入ってくる退職の話はほとんどありません。

母数の問題もあると思いますが、やはり動物病院と比べると人間関係のトラブルは少ないのでしょうか?

① 公務員から企業へ・・・

やっぱり都会で暮らしたい!

獣医師のEさんの場合、人間関係や職務内容には特に不満はなかったようですが、「田舎が無理だった」という理由で都会の企業に転職していました。

やはり公務員の場合は僻地に配属される可能性があるので、それが無理な場合は公務員は諦めるしかないのかもしれません。

ただ、聞いたときは「平和な理由だな~!?」と驚きました(笑)

② 公務員から動物病院へ・・・

※今のところ、私の知り合いにはこのパターンの人はいません※

【おまけ】一問一答

Q
獣医師ってどれくらいで辞める?

どれくらいで辞めるかは、最初に就職した職場の環境によって大きく左右されます。

指導環境や労働環境がきちんと整っていたり、適度な距離を保った人間関係、社会人としてのモラルがあれば、本来なら早期で辞めません。

早いと1年未満、長くても10年働き続ければ奇跡に近いような気がします。

これはあくまで個人の感想なのですが、勤務獣医師として長く残っている人(または残るつもりの人)ほど、無意識のうちに下に負荷をかけて辞めさせていると思います。

残っている人(残るつもりの人)ほど異常性が濃縮されてヤバい人が多い気がします。

Q
周りの人(知り合い)は辞めてる?

上記でご覧の通り、バンバン辞めております!

もう自分で書いてて悲しくなります。

ただ、動物病院という逃げ場のない特殊な閉鎖空間で生き残れるのは、一部の人間だけなのかもしれません…。

Q
退職理由で多いのは?

圧倒的に人間関係です。

人間関係が良ければ、多少の長時間労働や給料の低さは耐えられます。

長時間労働や給料の低さに関しては、獣医学生のころから皆知っているので、ある程度覚悟ができています。

一方で、人間関係については学生の頃から耐性を作りにくいところがあるので、そこでリタイアする獣医師が多い感覚です。

また、独立に伴う退職や、結婚や妊娠をきっかけに、休職ではなく退職を選択する人もいます。

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「トリセツブンコ」管理人
「トリセツブンコ」管理人
とある県で働く公務員獣医師
エキゾ臨床から公務員になった獣医師。
獣医師の個人ブログが少なかったため思い切ってブログを開設。
不定期にはなりますが更新を止めないことを目標に運営しています。
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