鳥もペット保険に入るべき理由

今回のテーマは【鳥にペット保険は必要か?】についてです。
犬や猫は当然のように入っているペット保険ですが、コンパニオンバードへの普及はまだまだといったところ。
そこで、獣医師の立場から『鳥のペット保険』についてお話ししたいと思います。

- コンパニオンバードもペット保険に入るべき理由
結論:鳥もペット保険には入るべき
タイトルからもわかる通り、獣医師の立場から見ても、コンパニオンバードもペット保険には入っておくべきです。
その理由は、
「ちゃんと診れる鳥の病院」が増えてきているから

具体的に解説しますね。
① 鳥医療の発達により、専門性が高まってきている
ここ数十年で日本の鳥医療は急速に進歩していると言えます。
- レントゲン検査
- 採血・血液検査
- 手術
- その他
鳥の小さな身体でも、専門の病院であればより詳細に検査・処置ができるようになってきています。
一方で、鳥を診ていない病院では、

鳥は触っただけで死ぬことがある

うちでは手の施しようがない

取り合えず、お薬出しときますね
(※原因がわかっていないが、何となく効きそうな薬を処方する)
こういった病院が存在するのも事実です。

上記の内容を整理すると、「鳥医療の専門性は高くなっているが、同時に鳥医療に関する知識の有無の二極化が進行している」とも考えられます。
② 薬の処方や手術代の費用がかかる
鳥医療が進んだことにより、
- 鳥に使用する薬の種類や投薬方法が増えた
- 外科学的な技術の向上により、手術を行うことができる獣医師が増えた
また、自宅でコントロールできない体調不良、手術後のケアなどについては、入院が必要になってきます。
薬の処方、手術、入院‥‥
上記については、すべてお金が発生します。
鳥医療の発展 → 専門性の向上 → 費用の増大
流れとしては自然なものではありますが、金銭的な問題によって、最適とされる治療を行うことが難しい場面に遭遇することもあります。

「ペット保険」はこのような金銭的負担を軽くすることができます。
「ペット保険」は、鳥の専門的な治療を受けたいと考える人ほど入っておくべきものと言えるでしょう。
③ 鳥の寿命は想像するよりもはるかに長い
鳥の寿命は、飼い主さんが想像するよりも長いことが多いです。
中型や大型になってくると、犬猫よりも長生きする場合もあります。
一方で、鳥は犬猫に比べてずっと繊細な生き物です。
- 低い温度や気圧の変化に弱い
- 被捕食者の立場から、弱い姿を見せにくい
- 例)食欲が無くても食べているフリをする など
言い換えると、「体調を崩しやすい≒病気になりやすい」とも捉えられます。

病院でよく見る例としては、病気の治療後に後遺症のようなものが残り、「生涯投薬」を余儀なくされる場合が挙げられます。
また、高齢鳥の場合は、健康の補助として薬やサプリメントを処方し、体調のサポートを行っていく場合もあります。
健康が一番ではありますが、
- 鳥の寿命に対する病気の発生リスク
- 老後の体調サポート
これらに伴う薬の処方や処置の費用を考えると、ペット保険に入っておくと「いざというときに安心」です。
まとめ
今回は【鳥にペット保険は必要か?】について解説しました。

私は、鳥の「ペット保険の加入」推奨派です。
その理由は、
- 鳥医療が発展し、専門性が高まってきているから
- 薬の処方料・手術代・入院費が高いから
- 鳥の寿命が長いから
鳥の医療は日々進歩しています。
技術の発展による費用の増大は必然的です。
ゆえに、鳥も犬猫と同様に「保険でいざというときに備える」ことが当たり前になるといいなと思っています。