【本レビュー】「本当の自分」を手に入れる9つのステップ
今回は、本レビューの記事になります。
ご紹介するのは、水島広子さんの『「本当の自分」を手に入れる9つのステップ』です。
きっかけはYouTubeの要約動画で、自分のためになりそうだと思ってAmazon Kindleで購入しました。
出版は2013年4月30日と少し古いですが、単行本だと1,495円だったのが、Kindle版では650円だったので、非常にお得に手に入りました(^^)
個人的にはとても読みやすかったので、気になる方はぜひ手に取っていただきたいです。
「成果」によって得られる自信は偽物

この本を通して、首がとれるほど頭を縦に振りたい内容がありました。
それは【「成果」によって得られる自身は偽物】ということです。
試験で得られたかりそめの自信
私自身、大学生の頃は常に獣医学部の勉強に追われていました。
多いときは2週間弱という期間で、20科目に近い試験を受けることもありました。
自分で言うのもあれですが、ある科目では片手に収まる順位になることもありました。
しかし、試験の後は疲労感の方が勝ってしまい、嬉しさはあまり感じていませんでした。
それよりも、「このラインを維持しないと」「もっと頑張らないと」と自分でさらにプレッシャーをかけていました。
確かに、勉強を頑張って高得点を取ることで自分を誇らしく思うこともありましたが、そこにはどこか虚しさがありました。
臨床現場でポッキリ折れる
危うい自信を持ったまま獣医師国家試験になんとか合格し、動物病院で働き始めると私の自信はポッキリと折れました。
- 自分の努力が結果と比例しない現実
- 雑用から逃げる同期ばかりがチャンスを掴んでいく現場
- 自分の質には合わない職務内容
- 好きで目指したものを嫌いになりそうで自己嫌悪
大学生の頃のように、物事はうまく進みません。
勉強と違い、現場は人間関係も含めて不確定な要素ばかり。
私の自信だと思っていたものは跡形もなく崩れていきました。
「本当の自信」とは?

「結果が出ない、仕事内容が合わない、それで自信が無くなるのは普通のことでは?」
そう思った人もいるかもしれません。
私もそう思っていました。
しかしこの本曰く、【本当の自信とは自分が大切にする「あり方」についての、そこはかとない肯定感や安心感】であると述べています。
つまり、自分の行動に結果が伴わなかったとしても、その行動を起こしたこと自体に価値があると言っています。
自分の行動を「間違っていなかった」「これで良かったのだ」そう心から感じることができれば、それがあなたの自信になるということです。
この本では、「本物の自信」と「偽物の自信」を以下のように使い分けていました。
- DOの自信
- 「成果」によって得られる偽物の自信
- BEの自信
- 「あり方」によって得られる本当の自信
多くの人が「自信」だと思っているものは「DOの自信」ではないでしょうか?
しかし、何があってもブレない本当の自信は「BEの自信」です。
私にとっての「BEの自信」
本当の自信とは「BEの自信」。
そして、BEの自信とは「自分が大切にする『あり方』についての、そこはかとない肯定感や安心感」です。
ここで、本を読んだ後に私が実際に書いた「自分が大切にする『あり方』」を例として挙げてみます。
- 気に入ったモノを長く使い続けるライフスタイル
- 自己理解の本を読んで新たな価値観を取り入れ更新する
- 洗練されたストレスが少ない人間関係
- 何かしらを創って生み出す
ここで驚いたのが、「自分が大切にする『あり方』」として
- 動物と触れ合う自分の姿
- 困難に立ち向かっていく姿勢
そういったものが一切思いつかなかったことです。
この2つが獣医師として大切な要素であることは間違いないと思います。
しかし、今の私では「あり方」としてではなく、「成果」として捉えてしまう。
つまり、今の私にとって臨床現場で得られていた自信は「DOの自信」になっていたということに気が付きました。
「あり方」ベースの自信は人生の羅針盤になる
本当の自信は、「成果」として誰かに与えられるものではない。
本当の自信は、自分の心に従った行動そのもの、そして自分自身によってもたらされた結果への納得感と充足感である。
この本を読んで、少なくとも私はそう感じました。
行動とその結果によって得られるもの(あり方)が本当の自信であるのなら、あり方を深掘りし見つめ直すことで得られたものは人生の羅針盤になり得るのではないでしょうか?

